2019年ウィーン旅行 ブタペスト編(4)
更新 2019/11/12 その他の関連記事を記事の最後に付記
ウィーンからの日帰りブダペスト散策
概要
私たちはウィーン拠点でブダペスト へは電車(ウィーン中央Wien Hbf 駅⇄ ブダペスト東Budapest-Kaleti駅, 2時間半の旅, 写真4-1参照)での日帰り観光を計画して、実行しました。しかし、時間がない、歩き通し。もし、旅程に余裕があるならば、ブダペスト には一泊した方がいいと思います。電車でも往復5時間はかかるうえ、一泊二日でもあまりあるほどの観光スポットがあります。
車中では、国境がいとも簡単に超えられるのには驚きました。やっぱりEUって便利かもしれないなと感じました。ただ、通貨はハンガリーはフォリントで、ユーロは使えても、使うと損をする感じがします。フォリント貨幣を用意して行ったほうが絶対にお得です。カードはそこそこ使える感じがしますが、現金も便利な国です。
車窓の風景は、オーストリアのひまわり畑や風力発電の盛んさを垣間見えるものでした(写真4-1)。
車窓の風景は、オーストリアのひまわり畑や風力発電の盛んさを垣間見えるものでした(写真4-1)。
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| 写真4-1 ウィーン-ブダペスト 間の電車の行程(上段)と車窓(中段、下段) |
まず、オーストリアと同じで、ハンガリーも今年で日本との国交150周年記念なのです。オーストリアは白人国家だと思って、用心してお邪魔したところ、親日的なもの(シェーンブルン宮殿の日本庭園とか)が意外に多く安心したのですが、ハンガリーは明らかに親日です。例えば、地下鉄2番(M2)で「Batthyány tér(バッチャーニ広場)」駅を下車して王宮の丘 ケーブルカー乗り場へと歩く道すがら、写真4-2のようなハンガリーと日本の友好モニュメントが立っていたりするのです。しかし、少し古いせいか、東京が地図から抜け落ちているので、「カバルの嫌がらせだったりして」なんて、陰謀論に思いを馳せた私でした(汗)。さらに、イシュトバーン教会の参道には、写真4-3の日本料理のお店がドカンと構えています。ただ、観光案内所のブダペスト 観光地図は、東洋では中国語のみでした。
ブダペスト は、ウィーンと決定的に違うのは、アジア的なところです。街ゆく人々もなんだか活気がありアジアの人特有です。ウィーンの人たちは、お行儀がいい反面、元気がない感じです。ハンガリーは、昔、遊びに行ったトルコに似ている感じでした。もちろん、日本にも近いと思います。ただ、街の感じはウィーンよりは古びている感じがします。
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| 写真4-3 イシュトバーン教会の参道にある日本料理のお店 |
観光周遊行程
ブダ王宮散策(国立美術館、散策)→中央市場→イシュトバーン教会
の順で回りました。
ブダ王宮は、ブダペスト歴史博物館、漁夫の砦、マーチャーシュ教会も入場料を払って見学できるのですが、時間がなかったので、今回は散策のみでした。
ペストサイド(下界)では、
・国会議事堂、
・ハンガリー国立博物館、
・英雄広場(スパがあるらしい)
など、行きたいところが沢山ありましたが、時間の関係で断念しました。
ブダ王宮散策(国立美術館、散策)と街中散策(含 中央市場)
一番初めに、王宮の丘に向かったのですが、歩きながらドナウ川を渡る橋が鎖橋と言われているのですが、そこにライオンが狛犬のように鎮座(写真4-4)して、王宮エリアの入り口を守っています。「ほほー、ライオンが鎮座しているということは、ここは純正ユダヤの王家の国なんだな。どおりで、ハンガリーは戦争が強いはずだわ。」と。ハプスブルグ家は鳥(ワシ?)が守り神だと思われるので、やはり由緒が違うなと一人で考えていました。多分、鳥(ワシ?)も王家としては由緒正しいとは思うのですが、オーストリアはマリア信仰が強いからか、全体的に女性的な感じがする一方、ハンガリーは戦いの国だけあって、男性的な感じを受けます。ここに守り神の鳥(ワシ?)とライオンの違いがあるのかなとも思いました。ちなみに、王宮に登ってしまうと鳥(多分ワシ)が羽ばたいている像があります(写真4-7)。
橋を渡り始めるとハンガリーの王家の紋章とライオンが控えてます(写真4-5)。そして、下界から眺めるブダ王宮が写真4-6です。
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| 写真4-5 鎖橋を渡り始めるとある、ハンガリー王家の紋章とライオン |
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| 写真4-6 下界から眺めるブダ王宮 手前がドナウ川 |
鎖橋を渡り終えた後に、ブダ王宮へ上ためのケーブルカー乗り場(写真4-7)があります。詳しくはhttps://amazing-trip.xyz/t-blog/buda-hill/さんを参照してください。我々は片道きっぷのみを購入して、下りはマーチャーシュ教会を通る道を歩いて下界に戻りました。ケーブルカーを待っている間に、観光バスの売り込みが来ますので、そこで契約したら、下準備なくブダペスト を周れるのだと思います。みんな楽しそうに帰ってきているので、あまりあくどいわけではなさそうです。この近辺から撮影した鎖橋と王宮に登った時の鎖橋を写真4-8に載せます。
王宮の丘に上がったらカフェレストランがあったので、そちらで昼食をいただきました。眺めもよく、美味しい料理が出てきて嬉しかったです。オーストリアもハンガリーも食べ物がとても美味しいです。王宮の丘から見る国会議事堂とイシュトバーン教会を写真4-9、4−10 に載せます。
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| 写真4-7 ドナウ川を渡り終えたところにあるケーブルカー乗り場(上の写真)の左上に鳥(ワシ?)が羽ばたいている像があり、王宮に登った時にその像を写した写真が下。 |
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写真4-8 鎖橋の撮影スポットは漁夫の砦だそうです。私たちは時間がなく行かなかったのですが、ケーブルカー乗り場からの眺め;写真(上)もなかなか綺麗でした。下の写真は王宮の中の国立美術館からの眺めです。
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| 写真4-9 王宮の丘から見る国会議事堂 |
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| 写真4-10 王宮の丘から見るイシュトバーン教会 左右に塔を配置する教会で、手前はフォーシーズンホテル。 |
国立美術館の作品は、どれが有名なものかわかりませんでしたが、とても感銘深かったです。大きな絵画があって圧巻でした。ここで、キリスト教会美術のブースがありましたが、ペータース教会のところでも記した通り、とても不思議な空間でした。端っこの部屋にあるので、見逃してしまいがちですが、美術館見学なさったら、ぜひ探して立ち寄ってください。
国立美術館を出て、マーチャーシュ教会に歩いていく途中に漁夫の砦があります。そしてマーチャーシュ教会(写真4-11)を見ながら、下界に降りていきました。そこから地下鉄に乗って、中央市場に向かいました。
中央市場は早めに行かないとお店がしまってしまうので、足早に迎ました。市場部分は時間がないので、ささっと見て、地下にあるスーパーでハンガリーのお土産を購入しましたが、どのお菓子も美味しいと評判でした。ハンガリーは美食の国だなとつくづく思いました。もうちょっとじっくり見たかったです。
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| 写真4-11 マーチャーシュ教会 屋根のモザイクが本当に可愛いです。 |
イシュトバーン大聖堂
ハンガリー王国の初代国王イシュトヴァーン1世にちなんで名づけられた教会です。この国王が、ハンガリーをカトリックに改宗して、以後ヨーロッパの一員としてハンガリーを導く指導者となった人です。この大聖堂は教会ではあるのですが、主祭神的なものはキリスト様ではなく、聖イシュトバーンです。とても荘厳な大聖堂で腰が抜けた感じです。イシュトバーン大聖堂の写真を写真4-11に載せます。ここは、外しては行けない観光スポットです。
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| 写真4-11
上:裏のイシュトバーン大聖堂 優しい日差しが印象的です。
中:正面からのイシュトバーン大聖堂 堂々としています。
下:イシュトバーン大聖堂の中 オルガンコンサートが有名だそうです。
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